June 11, 2006

"oui! ...non. oui! oui!"

inthesun













(c)Henri Cartier-Bresson


いつもながらのことだが、
一度、間が開いてしまってからというものの
ブログがやたらと書きにくくなってしまった。

何日に一度くらいはパソコンの前に座って、
文章を適当に書き散らかしてみるものの、
体裁を整えるチカラワザというか、
センスみたいなものがなかなか戻ってこなくて、
結局、アップするまでには至らなかった。

書かなきゃいけない義理は当然ながら無いし、
そもそも誰に向かって言葉を発してるのかも曖昧な中で
義務を感じる必要は全然ないのは判っている。
でも毎日、何かしら書き留めておきたいことはある。
誰かのためというよりは、自分のために。

梅雨に入る直前くらいの時期に
近所の生垣に咲く白い花があって、
なんとも艶っぽい、女性的な匂いが充満する。
毎年楽しみにしているその花の名前を
実は知らないじゃないかということに気づいて、
調べてみなくちゃと思ったのだけれど、
気が付いたら、花の季節が終わっていた。

例えば、そんな些細なことを書き留めたところで
何が具体的にどうためになるのかなんて全く不明だが、
でも書いておいたほうが良いことのような気がする。

昨日。今日。そして、明日。
流れ続ける日常に句読点を打ち忘れると、
全ての境界線が曖昧になっていく。

そういえば、先週、ブレッソンのドキュメンタリー映画を観た。
ブレッソンの素晴らしさは、現在を切り取ることで、
過去にも、未来にも扉を開けていることだ。

現在、過去、未来。
全ての要素は、常に、何処にでも、存在している。
今、この瞬間に、全ては揃っている。

カメラを持ってウロウロしていた私に
「何処かのタイミングでシャッターを押さなければ
何かをフィルムに残すことは出来ないんだよ」と
笑いながら言ったのは、ブレッソンではなく
知り合いの写真家だったけれど。

ま、そういうことだ。

chakovsky at 23:25|PermalinkComments(0)
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chakovsky
人との関わりのなかでしか自分を見出せない、action ならぬre-action な人間。数字や詳細に弱く、周りはざっくりとした雰囲気でしか捉えていません。ま、細かいこと言うなよ。な。
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