February 08, 2006

32th birthday

少し年齢を上に見られると
「そんなに歳をとってないって!」と
ムキになって主張したり、
実際年齢よりも低くみられると
嬉しそうにする年上の人を見るたびに

なんで歳を重ねるということを
そんなにネガティブに考えるんだろう?と
不思議に思っていた。

…数年前までは。

今から2年前、自分が30代に突入した日、
私は、自分でも信じられないくらい
めちゃくちゃに動揺した。
恥ずかしい話だけれど、
あまりの不安に涙が出たくらいだった。

問題は、肌のハリがなくなったとか、
お尻の形が崩れてきたとか、
そういうこと形式的なことではないのだ。
自分が30代に“相応しい”人間になったとは
到底、本当に、到底、思えなかったということ。

そして、それから誕生日を迎えるたびに
実年齢と中身がどんどん離れていくという
不安な気持ちと戦っている気がする。

若かりし自分が思い描いていた30代の自分は
もっともっと遠くに届いている人間だった。
もっと強くて、もっと平穏で、もっとしなやかで、
何よりも、もっともっと迷いが無いはずだった。

しかし、なんたることか!
私は相変わらず迷いだらけなのだ!
昔と同じようなことに悩み、落ち込み、
お決まりのように仲間の一言によって救われ、
そして、また簡単に、いとも簡単に、不安にかられる。
こんな筈じゃあ、なかったんだけどなぁ。


32歳の誕生日を迎えた今日、
イギリス時代の友達からカードを貰った。
大学時代の仲間やかつての仕事仲間から
沢山のお祝いのメールを頂戴し、
素敵な、大きな花束も貰った。

自分にとって特別な日に
自分のことを思い出しては
わざわざお祝いの言葉を寄越してくれる仲間がいる。
すごく、すごく、幸せなことだ。

だからというわけではないけれど、
出来ることをちゃんとやっていこうと、
焦らずに一歩ずつ行こう、と思った。

だってさ、小学生の時に読んだ
ミヒャル・エンデの『モモ』に
登場する掃除夫が言ってたんだよね。

道路を掃除していくときには
一回に道路全部のことを考えちゃならないんだ、わかるか?
次の一歩のことに集中するんだ、次の一息、次の一掃き。
そして、それが終わったらその次。そして、その次。
それだけに集中するというのが大切なんだ。


there you go, "one step at a time".
happy birthday to me.


chakovsky at 23:44|PermalinkComments(5)
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chakovsky
人との関わりのなかでしか自分を見出せない、action ならぬre-action な人間。数字や詳細に弱く、周りはざっくりとした雰囲気でしか捉えていません。ま、細かいこと言うなよ。な。
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