March 09, 2005

ベルリン響特別演奏会

今日は母に誘われて、錦糸町までベルリン交響楽団の演奏会に行ってきた。

東京大空襲からちょうど60年ということで、演目は、武満徹の「弦楽のためのレクイエム」、ベートーヴェンの「皇帝」(ピアノ:横山幸雄)、そして、ベルリーズの「幻想交響曲」。

オケは、最初の一音を鳴らしたときから、どの作曲家かがハッキリ判るほど見事に音色を調整。微妙に音程が気になる部分もあったけれど、全体の雰囲気づくりが見事だったから問題なし。久しぶりに雄大なオケの音を聴いて、非常に楽しませてもらった。

横山氏の演奏も久しぶりに聴いたが、改めて、大好きな演奏家のひとりだと認識。いつも思うけれど、彼のピアノは非常にダンディーだ。日本の演奏家は概して線が細いから、すぐに音が切羽詰まった感じになるのだけれど、彼の音は実に懐が深い。ドラマチックな展開は力強く、ロマンチックなパッセージは温かな優しさがある。ああいう音楽はやっぱり男性にしか奏でられないものだと思う。問題は、彼の演奏を聴いていると思わず惚れそうになってしまうこと。危ない、危ない。舞台上の音楽家に惚れるなんざ、トレンディードラマの登場人物に恋をするようなものだ。

とはいえ、惚れ惚れしちゃうような演奏を聴く機会はそんなにあることじゃないし、私自身もすごく久しぶりだったので、嬉しかったなー。せっかくお金を払っていくんだから、こうじゃないとねー!

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休憩中、横山さんの楽屋まで御挨拶に行ったら、母はいきなり「痩せたわねー!若返ったわ!」と失礼極まりないことを口走っていた…。いや、確かに、すっごい痩せてらしたんだけどね、いきなりそれは無いよ、母上。…と言いつつ、私も演奏についてのコメントもせずに「最近遊んでくれないじゃないですか、たまには御飯食べにいきましょーよー」と言ってたか。カエルの子はカエル…。反省…。


chakovsky at 23:58│Comments(0)TrackBack(0)music 

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chakovsky
人との関わりのなかでしか自分を見出せない、action ならぬre-action な人間。数字や詳細に弱く、周りはざっくりとした雰囲気でしか捉えていません。ま、細かいこと言うなよ。な。
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